※本記事は三枝由香利が監修しています。
短期間で英語を習得するにはどうしたらいいのだろうか。
誰しもが思うことだと思います。
間違いなく私もその一人でした。
英語の習得時間は実は既に研究されており、著名な研究機関による発表によると、日本人であれば約2,500時間勉強することによって英語を完全に我が物にすることができるという風に言われております。
1年を365日として、1日2時間とすると、3.4年。
1日3時間とすると、2.2年。
こうやって考えると、実は英語を習得するためには、割と長い時間を要します(もちろん個人差はありますが)。
例えばあなたが留学したとして、語学学校で1日8時間、その後宿泊先に帰って3時間、合計11時間勉強したとすると、2500時間達成するまでに約228日。
さて、3ヶ月が90日だとすると、半分の約1,000時間は費やすことができるので、ありがたくも中学校や高校である程度勉強したことがある分を含めると、だいぶ喋れるようになってくるわけです。
では、この時間を効率を上げることによってさらに短くしていくには?
もちろん、使用することができる時間の効率を上げていくに限ります。
ここでは、なるべく短期間で英語を習得することができるようになるための、先人から学ぶ効率の良い勉強方法をご紹介。
社会人になってくると自分の時間が少なくなります。
効率よく英会話を習得しましょう。
それでは、読み進めていきます。
目次
効率よく英語を習得するためのオススメの勉強の流れ
冒頭でも話した通りやはり一番最後に落ち着くのは正攻法。
効率よく英語を習得するためのおすすめの勉強の流れは以下の通りです。
- 英語をある程度話せるようになる
- 英語を話す機会を増やす
- 話せる内容を広げる(スピーキング x リスニング)
わかりやすくするために3ステップでご紹介していますが、ひとつひとつの内容が深いものとなっております。
それぞれ以下の2以降の章で詳しく解説していきます。
この1〜3に時間をかけることと、それぞれの負荷を上げることによって習熟速度に差が出てきます。
なるべく早くに英語を習得したい方は、正攻法を、
- より長い時間を
- より毎日レベルで
- より密になるような勉強法で
1つ1つ着実にこなしていきましょう。
より長い時間英語の勉強をすることで冒頭でお話しした英語の習得に必要な時間数を賄えます。
より毎日レベルで行うことによって、英語忘却することが少なくなります。
そして、より密な勉強法で英語を勉強することによって英語の習得に必要な時間数を減らすことができます。
英語を最速で習得するためには、まずある程度話せるようになる
まず最初に必要なことは英語ある程度話せるようになることです。
簡潔にまとめるために章数を減らしたので、いきなりハードルが高いかもしれません。
ここで言う「英語がある程度話せるようになる」というのは、以下のような状態のことを指します。
- 中学校の授業で習うような英語の簡単なフレーズを全て言えるようになる
- 中学校の授業で習う単語をパッと話すことができる
- 上記二つを組み合わせてフレーズの応用を若干効かせることができるようになっている
- 上記三つを全て組み合わせることで、外国の人と簡単なコミュニケーションが取れるようになっている
日常コミュニケーションは実は日本の中学校の授業で習っている単語を応用していくことによって賄うことが可能です。
なので今回は、中学校の授業で習う英語のフレーズと単語をマスターした状態のことを「英語ある程度話せるようになっている」状態という風に読んでおります。
発音は話していく中で矯正していくことができるので、今回の「英語ある程度話せるようになる」中には含めておりません。
それぞれ順序立てて説明していきますので、詳しく見ていきましょう。
(1)短い文章を話せるようになる
まず最初は中学校レベルの英語のフレーズを暗記していきましょう。
とっさに何か話したいと思った時に英単語が出てくるレベルにまで達することができればベストです。
中学生レベルの英語のフレーズで良いのか、それは、英語も日本語と同じで、短文に区切って、簡単な文章を組み合わせれば難しいことだって表現できるからです。
- 「薬局」ってなんて訳すのか知らなくても、「薬を買う店」なら言えそうですよね。」
- 「Shop where you buy medicine」
- 「締め切りが迫ってきていて彼は月末は大変そうだ」という表現も、以下のように表せばなんとなく伝わります。
- 「He’s busy right now」
いかがでしょうか、ご紹介している短文ならなんとか話すことができそうですね。
(2)知ってる英単語を増やす
フレーズと合わせて知っている英単語を増やしていきましょう。
同じく習得する英単語は中学生レベルのもので十分です。
ここで言う習得は、フレーズの丸暗記と同じように頭に何かをイメージした時にそれが英語でパッと出せるレベルまで行くとベストです。
頭に英語で単語を思い浮かべることができるレベルになれば、フレーズの組み換えができるようになってきます。
(3)単語勉強と、フレーズ勉強はセット勉強する!アメリカの学校で取り入れられているある勉強方法とは?
米国の中学校や小学校では、単語王フラッシュカードで勉強をしています。
フラッシュカードにの表面に単語、裏面に絵と自分で考えた例文を作成します。
こうすることによって、単語とそれに対する例文そしてイメージを全てセットで覚えることができるようになるまさに一石三鳥の方法なのです。
ちなみにアメリカでは1週間に10〜20単語覚えていき、次の週にその小テストを行います。
フラッシュカードを作成するのは大変ですが習得速度が非常に早いので、おすすめです。
フラッシュカードを作成するのが難しい方は、mikanなどのアプリで通勤中に勉強することをおすすめします。
可能なら発音も一緒にシャドーイングしたいですね。
好きなことから広げる
英語勉強すると「英語の勉強が続かない壁」に当たります。
自分の中の変化が見えなくて本当に英語が話せるようになるのだろうかと自分に疑問を持ち始めたりするタイミングでこれらは起こります。
原因は簡単に言うと自分の中に変化がなくて飽きてくるから。
そこで、おすすめなのが趣味から英語を広げていくことです。
趣味の単語であれば覚えますし、なんとなく分からない単語でもイメージを湧かせることができます。
自分の好きな趣味の分野の知見も広がりますし、何より飽きが来にくくなります。
自分の趣味の興味を持った内容などを英語で Google 検索して、出て来た記事を翻訳しながら読む、といったことを行ってみてはいかがでしょうか。
日常にとっさに英語を話す機会を作ることでさらに加速させる
英語は日常の中に英語を話す機会を作ることによってさらに習得速度を加速させることができます。
私がおすすめしたいのは独り言英語です。
独り言英語というのは、今思ったことや感じたこと、見たものを英語で話すなら?という自分の頭の中での翻訳作業を常日頃行う、というものです。
よく英語脳という単語を聞くと思いますが、日常的に英会話を取り入れることによって常に英語で考える分野が脳の中にでき始め、英語脳を作り上げやすくなるのです。
(1)単語を思い浮かべる
周りを見ていてカット目に入ったものを英語で表現するならなんていうかを頭の中で一問一答していく方法です。
目に入ったものの名称を知っていればそのままその名称を英語で答えましょう。
もし名称を知らない場合は、何て表現したら相手に伝わるかを考えて表現してみましょう。
(2)一言日記を帰りの電車で
今日一日、何があったのかを英語の一言日記で文章に書くでもいいですし、頭の中で文章を作ってそれを読み上げるでももちろんOKです。
私は LINE で自分一人のグループを作成してそこに書き溜めを行っておりました。
一言日記というところがポイントです。
長くないのでちょっとした時間で作成が可能。
文章を長く作ろうと思っているモチベーションの高い方はそれでも良いですが、長く続けるためにはやっぱり1行程度が十分。
最初はモチベーションが高かった方も、ちょっとでもめんどくさいと思ったらすぐに1行日記に戻しましょう。
(3)オンライン英会話もおすすめ
日常に英語を話す機会を作る他の手段としては有料ですがオンライン英会話を利用することも一つの手です。
毎日20分200円程度で話すことができるようなプランがあります。
マンツーマンレッスンで破格の価格。
習得速度を上げたい方は是非検討してみてはいかがでしょうか。
英語を習得する上で避けたいことは?
逆に英語を習得する上で避けたいことはいくつかあります。
やっても問題はないのですが、応用が効かないので活かす場が限られているもの、遠回りな手法を試されていて、英語の習得速度に影響が出たりする可能性があるもの、いくつかご紹介していきます。
(1)高校の構文丸暗記
高校の英語の構文は使用している教科書にもよりますが難易度の高いものが多く、使用される想定シーンが限定されているものが多いため丸暗記はあまりおすすめできません。
中学校の構文を元にしているので、中学校の構文をマスターした人は参考程度に確認する、といった形で活用してみてください。
(2)海外ドラマやニュースは難易度高い
英語を習得したいなら海外ドラマや海外ニュースを見ましょうとご紹介しているページがあると思います。
基本的には海外ドラマや海外映画、海外ニュースで使用されている英語は非常に難易度が高いです。
時代背景に合わせた英語を採用していたり例えば海賊の映画であれば鈍った英語などを使用していたりとこだわりがあるため基礎ができていない方が見るのはあまりおすすめできません。
(3)訳し方、にこだわらない
日本語にもあるように英語にも含ませた言い方などは存在します。
皆様が目指したいのは、英語を見た時に日本語の文章に訳すことができる状態なのではなく、英語の文章を見た時にとっさにその文章の内容が頭の中で「イメージ」することができる状態です。
最初は日本語の訳を見て暗記していくのはもちろんありですが、日本語を経由しないと英語を話せなくなってしまうため、将来的なことを考えて英単語を暗記したりする時などはその情景を表すイメージや画像見ながら、それらに結びつけて暗記していくようにしていきましょう。
さらに効率を求める人へ、QQ Englishのカランメソッドがおすすめ!
ここに掲載されている方法よりもさらに効率の良い英語の習得方法を求めている。
そんな方におすすめなのがカランメソッドを採用しているQQイングリッシュのオンライン英会話です。
カランメソッドとは、通常の英語の習得方法よりも4倍速い速度で英語を習得することができる勉強方法です。
QQイングリッシュはこれを格安で提供しております。
レッスンは授業形式で行われ、レッスン毎にレベルが分かれております。
レッスンはクリアするごとにランクが上がっていくシステムで、クリアしなければ次には進めないようです。
レッスンは先生が2回英語で質問し、答えを自分で考えて英語で文章で答えるというものです。ランクが上がると2回英語で質問が飛んで来て、それを答えるという形式は変わりませんが飛んでくる英語の質問のレベルが上がっていきます。
単純な文章では答えることができないような質問が後半は飛んでくるようです。
いち早くこの方法を採用しているQQイングリッシュですが、実際にこのカランメソッドを試された方のブログがあります。
この方々たちの体験談を読んでみて、自分に合いそうと思ったら是非一度レッスンを体験してみてはいかがでしょうか。
負荷は高めですが、効果は実証されているこの方法、ハードな勉強方法を求めている方におすすめです。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
英語の習得は正攻法をなるべく効率よく、毎日、行なっていくことが大切です。
ここに載っている方法を試していくことによってあなたの英語の習得速度が格段に上がることを心から祈っております。
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