※本記事は三枝由香利が監修しています。
道を聞かれたときや、海外旅行に行った時にあまりの意思疎通のできなさに愕然とした経験はございませんか。
センター試験などで割といい点数を取ってきて英語にある程度自信があった私も、いざ実践の英会話に直面した時に、自分のあまりの喋れなさに絶望しました。
その後、ある勉強方法を行なって行ったことで、めきめき上達して行き、今では外国人の友達が日本に多数いますし、インスタグラムなどでチャットをし合うような中の友人も多くいます。
実は、英会話って全然難しくありません。
この記事では、まずあなたの英会話についての常識を覆し、最速で英会話ができるようになるおすすめの勉強方法をご紹介していきます。
また、同時に英語がペラペラになった他の人たちの勉強方法などの紹介していきますので、自分に合った英会話の勉強方法が見つかること間違いなしです。
ここに記載されている英会話の勉強方法を実践してあなたも外国人とたくさん友達が作れるようになりましょう。
それでは、読み進めていきます。
目次
この記事の「英会話」についてのゴール
この記事の「英会話」についてのゴールを明確にしておきましょう。
この記事で「英会話ができる」とは、英語をネイティブの人たちとある程度自由に話すことができる状態のことを指します。
以下は「英会話ができる」には当てはまりません。
- 難しい単語を多く知っている
- 複雑な文章を会話の中で使うことができる
- 英語特有の言い回しをたくさん知っている
- 発音がネイティブ並みに綺麗
反対に、以下のような状態のことを「英会話ができる」ということにします。
- 中学生レベルの単語をひと通り暗記していてとっさに出すことができる
- 簡単な英文を喋ることができる
- 難しい単語は知らないが、簡単な単語と文章で説明できる
- 英語を話すことに苦手意識を持っていない
この中で「ん?」と思った人は、なかなか鋭い人です。
英語を話すことに苦手意識を持っていないことは英語を全然喋れないと思っている方にとってはとても魅力的に見えますよね。
でも大丈夫、これからご紹介していく方法を皆さんも実践することによって流暢に英語を話すことができるようになります。
最低限の方法で最速で英会話を話すためのおすすめのステップ
それではまず、英会話を最速で話すためのおすすめの勉強方法の流れをご紹介していきたいと思います。
ここで紹介する英会話の勉強方法は、次の流れで進めます。
- 最低限必要な英単語を覚える
- 最低限必要な発音を覚える
- 最低限必要な英語のフレーズを覚える
- 1から3を組み合わせる
ある程度の単語を知り、発音を知ることによってそれらを聞くことができる体制を整え、文章を作れるようになったら、作ることができる文章の幅を広げていく、という流れです。
さて 、重要な単語が出て来ました。
「最低限」です。
ここで言う最低限とは、高校でもなく、中学生で覚えるレベルの英語のことを指します。
つまり、言い換えると、中学生で覚えるレベルの英語をマスターすることによって、ネイティブと遜色ない英語のコミュニケーションスキルを身につけることができるということです。
最低限必要な英単語を覚える
英語を話せるようになるためには、英単語をある程度知っていなければ残念ながらお話になりません。
最低限必要な英単語とは、先ほどもお伝えした通り中学生レベルの英単語のことを指します。
(1)日常的に使用される英会話の単語数はそれほど多くない
日常で使用される英単語の種類は、実はそれほど多くないこと、ご存知でしたか。
そんなバカなと思う方もいるかもしれません。
逆に日本語における日常会話を思い返してみてください。
あなたが友達と喋る時に難しい単語が使用している回数は、ほんの数回ではないでしょうか。
実はシンプルなものが多いですよね。
英語についてもこれと同様に、コミュニケーションだけ見てみると難しい英単語を使用する回数は限られてきます。
もちろん趣味について議論していたり、ビジネスモデルなどについて熱く語っていたりする時は、専門用語を使用しなければならないのでそれだけ英語のレベルも上がります。
つまるところ、あなたの覚えなければならない英単語は、中学生レベルまであれば全く問題ないのです。
難しい単語も知る必要はもちろんありますが、初期の段階では不要ですし、難しい単語を回避する方法も後ほどご紹介していきます。
(2)最低限必要な英単語を勉強して覚えるためにおすすめの教材
最低限必要な英単語を勉強していくためのおすすめの教材を3つご紹介します。
①中学校時代に使っていた英語の教科書
大人になってから改めて読んでみると実はめちゃくちゃ英単語が覚えやすい?
お金もかからないですし、一見の価値ありです。
苦手意識を持っていた頃の記憶は封印し、騙されたと思ってもう一度教科書を開封してみてください。
②キクタン
CD付 改訂版 キクタン【中学英単語】高校入試レベル (英語の超人になる!アルク学参シリーズ)
様々なサイトで紹介されているお墨付きです。
毎度おなじみのキクタンです。
ここに書いてある単語を全てとっさに出すことができるような状態になっていれば、一旦もうこれ以上英単語を覚える必要はありません。
リスニングCDも同封されているので、これからご紹介する発音も同時に学ぶことができる優れものです。
③mikan
無料なのに高性能な英単語習得アプリです。
課金しても良いくらい非常に良い出来です。
キクタンを持ち歩くのが嫌な人はこちらもおすすめ。
気になった方は是非一度ダウンロードしてみて使ってみてはいかがでしょうか。
(3)英単語を覚えるためにおすすめの方法はイメージとリンクすること
英語の勉強方法について色々調べていくと、「英語脳」という単語が出てくるかと思います。
英語脳とは、何かを思い浮かべた時に日本語を思い浮かべるのと同じようにとっさに英語が出てくる「英語でパッと思考することができる状態の脳」のことを指します。
言葉通りの意味と捉えると、「イメージと英語をリンクすること」が英語脳を作り上げるための近道だということです。
英単語を覚える時は、是非その単語の意味を表すイメージを見ながら声に出して読み上げることを試してみてください。
- 単語を表す画像やイメージを見ながら
- 英単語を声に出して読み上げる
- 最低限必要な発音を覚える
3、の英単語を覚えるのと同時に、最低限必要な発音を覚えていきましょう。
また、経験上1.2.を組み合わせた時の効果は絶大です。
英語の勉強方法を調べていく中で、発音を重視している勉強方法を紹介している方と、発音を重視されていない勉強方法を紹介している方で二極化していることがわかります。
こちらのサイトでは「最低限必要な発音は覚えるべきだ」とご紹介していきます。
その理由は、自分がある程度英語の発音に慣れることによって、相手の話している単語を理解することができるようになると考えているからです。
究極的な表現をすると、発音を勉強していくことを通じて英語に慣れてもらう、といったところでしょうか。
また、相手の話している単語を理解することができるもう一歩先に、自分の話す英語のイントネーションとリズムをつかみやすくなるというメリットがあります。
これも最低限必要な発音を覚えた方が良いと考えている理由のひとつです。
①アルファベットそれぞれの単語の発音をマスターする
まだアルファベット全てを把握されていない方は、英単語を覚えていくのと同時にアルファベットを暗記しましょう。
英単語イメージと結びつける作業ですが、アルファベットは丸暗記です。
26しかないのでスピーディーに行きましょう。
アルファベットを暗記したら、アルファベットそれぞれの一般的な発音について学んでいきます。
②母音と子音の発音をマスターする
アルファベットは5つの母音と21の子音に分かれています。
それぞれいくつかの発音方法があります。
これらをマスターしていきましょう。
母音と子音の発音マスターする上でおすすめの本を一つだけご紹介。
英語の発音が綺麗になる本です。
DVD、CD付きで、本の中身は口周りの画像つきです。
気になった方、是非先人たちのレビューを覗いてみてください。
(4)最低限のリエゾンを覚える
こちらは努力目標です。
英語は文章中で前後で組み合わせることによって繋がった文字のように話す単語があります。
最も分かりやすい例を二つだしましょう。
「I have a pen」(アイ ハヴァ ペン)
「It’s a small world」(イッツァ スモール ワールド)
この、ハヴァとイッツァがリエゾンです。
ここではあえて参考書などはご紹介しませんが、気になる方は是非一度調べてみてください。
リエゾンは数が多いので、「こういうのがあるんだ」程度に認識しておき、英語のフレーズを覚えていく際に見かけた時には積極的に口に出して口を慣れさせていきましょう。
最低限必要な英語のフレーズを覚える
次に、簡単な英語のフレーズを覚えていきます。
中学生レベルの英語のフレーズ、完璧に使いこなすことができるようになれば怖いもの無しです。
そして、中学生レベルの英語のフレーズは、もちろん中学生レベルなので、覚える量も少なく、難易度もさほど高くありません。
高校の時に苦しめられた方が多くいらっしゃるであろう、構文なども多く出てきません。
これまでの前述の二つと同じくらい身構えることなく、覚えていくことができると思います。
ここでは英語のフレーズを覚える時に役立つ教材を二つご紹介します。
(1)5分間トレーニングで英語力がぐんぐんアップ! 中学生のためのすらすら英会話100 (授業をグーンと楽しくする英語教材シリーズ24)
5分間トレーニングで英語力がぐんぐんアップ! 中学生のためのすらすら英会話100 (授業をグーンと楽しくする英語教材シリーズ24)
こちらは中学生向けの、短文がたくさん載っている教材です。
時間が取れない人のために、5分間トレーニングでまとまっているというところも魅力的。
もう一度中学校の頃の英語を復習するためにおすすめの教材のひとつです。
(2)中学 英語を もう一度ひとつひとつわかりやすく。
Amazonベストセラーのひとつです。
中学校の英語でつまずいていた方、こちらの本を読んでもう一度中学校3年間分の全部の文法を復習しましょう。
中学3年間分の文法が一冊に全て集約されています。
内容は丁寧に、むしろ丁寧すぎるほど丁寧に書かれているので、文法が苦手だった方でもスラスラ読むことができます。
この記事では英語脳を培って、なるべく直感的に英語を開いてほしいという思いがありますが、日本語でも今一度理解し直してみたいという方もいらっしゃると思います。この本ますを言った方向けの本です。
ひとつ前に紹介している本と一緒に、英語のルールをこちらの本で勉強してみてはいかがでしょうか。
上記「3、4、5」を組み合わせる
続いて必要なのは、これまで抑えてきた英単語と発音と英語のフレーズを掛け合わせることです。
ここで大事なのは難しく考えないことです。
(1)覚えてきた英語のフレーズを一部変更する
例えば覚えてきたフレーズの名詞や動詞を覚えてきた別の英単語に変えることによって意味を変えることができます。
これだけでもあなたは自分が考えているよりも相当たくさんのことを表現することができるようになっています。
(2)短文を組み合わせる
一度日本語で想像してみましょう。
長い文章をや難しい文章は、短くてシンプルな文章の組み合わせに変えることができますよね。
逆に考えてみると、長い文章や難しい文章を作り上げることができなくても、短くてシンプルな文章を話すことができればどんな文章も表現可能です。
英語も全く同じです。
そしてあなたはすでにシンプルなフレーズをいくつも覚えていますね。
これらを組み合わせることによって難しい文章を作成することができる状態にあるのです。
(3)後はもう実践あるのみ!
タイトルの通り、後はもう実践あるのみ。
日本語で話す時「〜〜〜〜でさ、〜〜〜〜〜でさ、」と文法完全無視で話しているのと同じように、英語でも、「〜〜〜〜〜。and〜〜〜〜〜」と文法完全無視でとりあえず話してみましょう。
一歩踏み出せば、英語のコミュニケーションがあなたが思っていることを難しくないことに気づくはずです。
(4)スラスラ話すための瞬間英作文シャッフルトレーニング
まさしくこの記事で紹介しているように、中学生レベルの英語+ちょっと応用で様々な文章を作文するトレーニングを行うことができる教材です。
ここまで頑張ってきたけど、ここから先はどういうふうに勉強をして行ったらいいかわからないと思っていた方は、是非こちらの教材を使用してトレーニングを行ってみてください。
これらを実践して行くためにおすすめの場所とは?
さて、ここに書いてある勉強方法は全て自分一人で行うことができますが、他人と英語を話すことによってより効率よく英語を体得することができます。
スポーツを少しでもかじったことがある人ならわかるかもしれません。
練習で培ってきたことを試合で試してみることによって初めてわかることもあります。
バスケットボールで例えてみると、一人では上手くドリブルすることができるようになったけど、試合などの対人戦では実は全くドリブルが上手くなかった、等々。
しかし、習いたてホヤホヤで、まだ拙い英語を知り合いの外国人に披露するのは恥ずかしい。
そういった方におすすめの選択肢は、コスパの良いオンライン英会話教室などを受講してみることです。
オンライン英会話教室はネイティブとのマンツーマンレッスンでありながら、1レッスンの価格は15〜20分で200円前後。
しかもビデオ通話の Skype を使用するので、場所と時間の融通が利きます。
オンライン英会話教室は毎日受講することも可能です。
毎日ドリブルしたり毎日素振りをしたりしないと体が感覚を忘れて行ってしまうのと同じように、英語も日常的に英会話をアウトプットすることができる環境を整えると週2回程度しか英語を触れでない人と比べて習得速度が激変します。
オンライン英会話教室に少しでも興味を持った方は「元英会話教師の私が比較するオンライン英会話のすべて」覗いてみてはいかがでしょうか。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
せっかくここにたどり着いたのに、ここに書かれている紹介文で難しいと思ってしまって、英語の扉を開かずにブラウザを閉じてしまうことを避けるために、なるべく簡単に思ってもらえるようにご紹介してきました。
もちろん上達していくには血の滲むような努力が必要になってくる場合もありますが、英会話に関して言えば、一歩踏み出してしまえば、ある程度のところまでは割とトントン拍子で進むことができるということに気づくはずです。
日本人は高校を卒業するまでに、だいたい約1,000時間の英語の勉強を行なっていると言われています。
せっかく既に1,000時間も費やしているのに、活用しないのはもったいないですよね。
この記事に出会ったことを機に今一度英語と向き合ってみてはいかがでしょうか。
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